あたしの言葉を遮り、ドアを開けたのは和也くんだった


『和也ー。イチャついてんのわかってんなら空気読んで消えろって(笑)』

『嫌。瞭さんが消えてください。』

ん?ちょっと待って!?

『イチャついてないよ!?』


必死で否定した

『知ってます。イチャついてないんなら仕事してくださいっていう嫌味のつもりだったんですけど。』

冷たくあたしをあしらう和也くん。

『雫ちゃんは今日調子悪いんだよ。』

『なら瞭さんは働いてください。いつもサボってるんですから。』

瞭くんにも厳しいね。和也くんは。