それなのに……、
どんどん強くなっていく気持ち。
「ごめんなさい、神崎さん……。
大好きです、神崎さん……。」
そう言いながら、
目の前にある
ジャングルに目を向けた…。
神崎さんと、初めて出会った場所。
私は、この出会いの場所を目に焼き付けようと、よくよく見ていると……
「んー…?
……土がカラッカラだぁ……。」
ジャングルに水をあげていないことに
気づいた。
よし……!
もう私ここを出ていかなきゃ
なんないから……、
最後に、バイバイする前に……
このジャングルに水をあげようっ!
そう思いながら、広大な庭園にホースを取りに行った時………。
「……っ、あっ!!!!!」