「うぅっ……っ………香苗さん…」


『……よしよし。

泣きたい時は泣きな?

でも、これは嬉し泣きかしら?』


香苗さんは、私を軽く抱きしめながら
聞いてきた。


その中で、私はコクコクと頷いた。



やっと、出来た仲間。


友達。


好きな人。


私は、もう1人じゃない。


孤独じゃない。


だからこそ……、


1人で戦う事ができる。


守りたい人達がいるから。


私は、1人で戦える。