どうやら…私、自惚れていたみたい。



拓海さんの過去を聞けて、


熱で倒れた時、キスをしてくれて、


そして何よりも専属メイドにしてくれた事


それら、全ては……、



もしかしたら、ほんの少しでも…、
私に気があるのかな…。



なんて、期待してた。



でも、現実は甘くないね…。



私は、拓海さんの
“未来の幸せ”を願いたいです。




だから……。



私は、決意します。




拓海さんと、

麗華様の幸せを

願うと言う事を。