「いや、だから、」


「甘味処に付き合うって言ったよね?」


あたしは、今日の巡察を振り返った。
…。


「いつどこであたしがそんな事を言った…?つか、もろに否定したよね!?」


すると、またもあの黒い笑顔で、


「…君に拒否権はないよ?」


そう言い、
あたしの腕をグイグイと引っ張りだした。


「おい!ちょっと!」


…こいつは、子供か!?
…にしてはだいぶ力が強いが!?


あたしは抵抗する気も失せて、
そのまま引っ張られていった。


まぁ、甘味が食べれるならいいか…