それはいつものようにわたしがこうたくんの家に遊びに行った時。 いつものように遊んでもらおうと いつものように俊にいの部屋のドアをノックした。 部屋からこちらを見る俊にいはとても悲しそうで、 今にも泣きそうな顔をしていたんだ。 はじめて、だった。 俊にいの悲しそうな顔を見たのは。