階段を上がった左、一番奥がミヤマの教室、お好み焼き屋さんだ。 他愛のない会話をしながら大和さんと並んで歩いた。 ミヤマの教室に着いたその時だった。 見覚えのある、後ろ姿の男の人がミヤマと仲良さそうに話している。 なんで どうして 今更わたしの前に現れるの? 「どうしたこはる、入らないのかよ」 「あ、ハイ」