「俺が?そう思うんだったら、お前も俺のこと見てたってことだよな?

なに、俺に気があんの?」



「は……はぁっ!?違うし!昼飯行くぞって言うから…」



「俺がお前を誘う理由がどこにある?勝手に勘違いしたのは、そっちだろ」



むっ……むかつく!



「あたしをハメようとしてるでしょ」



そう言ったら、井上くんは掴んでいたあたしのイスを思いっきり揺らした。



はずみでイスが後ろに大きく傾く。








「きゃっ…」



イスから落ちるっ……!!