「おい、昼飯食いに行くぞ」



「冗談じゃないっ!!なんでアンタなんかと」



サッと身構えると、井上くんは薄く笑いながらあたしを横目で見て、



そのまま素通りしていった。










……へっ?



「今日なに食う?学校の近くにラーメン屋ができたからそこ行く?」



しまった…。



後ろから北条くんの声が聞こえてきた。



井上くんは、北条くんを誘いに来たんだ。



それなのに、あたしってば。