「そんなに気になるなら、会っちゃえば?」



「会ってもどうしたらいいかわかんないし」



「超イケメンかもよ!?」



「イケメンなら直接言ってこない!?」



「そうだねー…じゃあ、電話じゃないと言えないような…」



「わ~!考えると余計怖いから」



あたしがブルッと震えると、友ちゃんは笑ってる。








「そんな怖がらなくても。ほら、夏休みにどこかで会ったとか、そんなのかもよ?

覚えてもらえてるかわからないから、電話したとか」



「どうなんだろ…」



考えれば考えるほど、謎は深まるばかり。