クラス全員があたしの方を向いた。



だけどそれよりもっと恐ろしい事実が。



「チャイム鳴ったぞ。さっさと席につけ!」



せっ、先生!!



いつチャイムが鳴ったの!?



全然気がつかなかったよ……。









慌てて自分の席に座ると、友ちゃんに頭をなでられた。



「真央~、大丈夫?すごい叫び声だったけど」



「アイツからの電話のこと考えてて…」



「アイツって、ずっと見てましたって人のこと?」



「そう…」