「なんでもない!」



あたしは話題を変えるために、そう言って席を立った。



もうすぐ先生が来るけど、とりあえずこの場から逃げたい。



ホント、なんのつもりなんだろ。



昨日も…電話かかってきたよね。



080***は、確か前にもかかってきた番号だと思う。



あたしをからかってる人は、このクラスにいるの?



それとも……。






そのとき誰かに後ろから突然叩かれた。



「きゃーーーーーーっ!!」