あたしを見て、冷めた視線を送ってくる井上くん。


なによ…また、トマトパンツとか呼んだら、ただじゃおかないんだから。


そしたら井上くんは、あたしに突っかかってきた女子の肩を軽く抱いた。


「あんなヤツ、ウチの学年にいたっけ?それより、お前は?そっちのが興味あんだけど」


なっ……!!


井上くんに肩を抱かれた女子は、キャー!って言いながら、


完全に舞い上がってる。


…なんだろう、


めちゃくちゃ気分悪い。






覚えてないならまだしも、あたしの存在さえ認めないなんて。


同居のことは黙っててって言ったけど、


そこまでは、やりすぎなんじゃないの!?