とりあえず、全部屋OK。



あとは、2階のあたしの部屋の窓だ。



部屋に入ったとき、チャイムが鳴った。



ビクーッ!!



そういえば、昨日もチャイムが鳴ったっけ?



どうだっけ……。



怖くて一歩も動けなくなる。



固まっていると、外から声がした。



「真央~っ、いんのかっ?」



この声はっ!!







あたしはバタバタと音をたて、大急ぎで玄関へ走った。



――ガチャッ!



「ちは~っす。真央ちゃん、遊ぼーぜ」



「ミキオくんっ!!会いたかった~!!」



「えっ?」



あたしは思わず、ミキオくんの腕を取っていた。