話しかけてみたら?
とメモに書いた。
すると、瑠璃からメモが回ってきた。
そんなことできないよ!
と書かれていた。
そのメモをみたあたしはメモを捨てて口で
じゃああたしがきっかけ作ってあげるよ。
と言った。
すると瑠璃が、それ名案!
と言って、そのような方針になった。
早速その作戦に出る。
あたしが、杉浦君の肩を叩く。
「ん?どうした?」
「あたし、亜璃!佐藤亜璃!こっちは友達の瑠璃!よろしくね!」
「おう!よろしくな!亜璃と瑠璃な!双子かあ?」
「違うよ!幼なじみだよ。」
「仲が良くて、名前が似てて、クラスが一緒で、席も隣で笑えるよ。」
「偶然とは言えないほど、すべてが一緒でさ。ウケるよね!」
「うん。めっちゃウケるわ!」
「ねー。ところで、杉浦君って下の名前なんて言うの?」
「あっ!ごめん忘れてた!璃空っていうんだ!」
「璃空かあ~。いい名前だね。」
「亜璃と瑠璃の名前にも璃空の璃が使われてるな!」
「ほんとだ!なんか変な感じ。」
「あはははは!確かに!でもオレはうれしいけどな!」
今うれしいって言った?
今までそんなこと誰も一言も言ってくれなかったのに。
「なんでうれしいの?」
「だって亜璃と瑠璃と同じ字が使われてるんだよ。うれしいじゃん!」
「あたしも、、、うれしい、、、。」
涙をこらえるのに必死だったからか、少し声が小さかった気がした。
あたしは璃空と話してから、璃空のことばかり気になってしょうがなかった。