「せ、先輩っ!」 とりあえず話しかけてみる。 「何?」 うっ。 神崎先輩の冷たい視線が突き刺さる。怯むな私。 「こんなところでどうしたんですか?」 「サボり。てかリナこそ何してんの?」 先輩のせいで泣いてた、なんて言えない。 「あの、気分悪くなって、保健室で休んでました。」 「そっか。じゃあな。」 そう言って先輩は私と入れ替わりのように保健室に入っていく。