次の日の昼休み。 「あっあの、神崎先輩。お昼一緒に、食べられませんか…?」 「ごめん、無理。」 あれ?振り出しに戻った…? またいつもの繰り返し。 昨日のことは夢だったんじゃないかと思うくらい先輩はいつも通りの冷たい態度。 「そっ、そうですよね…。また明日。」 先輩の教室を去っていこうとしたとき、ぐいっと腕を掴まれた。 え! 呼び止めてくれてる!?