ーこれにて本日のショーを終了とさせて頂きます。ご来場頂き誠にありがとうございました。



ブザーとともに終了を告げるアナウンスが聞こえてくる。




「ショー終わっちゃいましたね。」



なんだか切ない気持ちになる。

最後の曲が暗かったからかな?



「んな寂しそうな顔すんなよ。」



隼人先輩は私の頭をクシャっと撫でる。




「また連れてきてやるから。な?」



そう言って先輩は私を覗き込んできた。



「また連れてきてくれるんですか⁉︎」



すごい嬉しい!しかもまた先輩とデート出来るなんて!



私は思わず先輩に抱きついていた。