―次の日
「ねぇ葵~、
今日空いてる?」
「空いてるよ、どうして?」
「よかった―っ!
遊ばない?」
「うん!いいよ遊ぼ!」
「じゃあ後で予定立てよっか。」
「そうだね、次教室移動だし。」
―私達は次の授業の為教室移動をしていた。
「…美空!?」
「ん?」
―私達は後ろを向いた。
するとそこには園部くんの姿が、
「建…。建!!!!!」
「美空だよな、やっぱり美空だ!
ひっさし振り~!!
うお―っまさか同じ高校だとわな。
今教室移動中?
じゃあまた後で3組行くから待ってて!」
「う,うん…分かった。」
―隣りで私は固まっていた…。
美空も手を振りそのまま固まった。
全ての展開が早すぎて頭が追い付かない。
「美空…。」
「葵…。」
私達はお互いの顔を見合わせた。
「「きゃ―っっ!!!」」
廊下中の人の視線を浴びながら私達は大声で叫び手を取り合って飛び跳ねた。
「よかったね美空!
まさかの登場だよ。」
「もぅうち必至だったよ~。突然すぎて涙出そうだったもん!!」
「ははっ、よかったね。"後で3組行くから待ってて"
だってさ!」
「どうしよ…どうしよどうしよ…。葵~。」