「今日からお世話になります結城椋(ゆうきりょう)です。一応ここの部長という肩書きを頂きましたが、まだまだ若輩者故、皆さんにご迷惑をお掛けすることになると思いますが、どうかよろしくお願いします。」
…決まった。
どうだこの完璧な挨拶は。
皆、この俺に驚いて早速一目おいたに違いひない。
この部署は出世の為の踏み台でしかないが
踏み台は踏み台なりに頑張ってもらう必要があるからな。
…しかししばらく頭を下げているというのに誰も自分の自己紹介をしようとしない。
何故だ。
恐る恐る顔を上げてみると人がいない。
嘘、もしかして俺、気合い入れすぎて早くきすぎたか!?
いや、そんなことはない。
だって常務にも挨拶するためにはやくきたんだから。
ちらりと時計をみるともう会社の営業時間15分前だ。
来るときは多少早く来すぎた感もあったが
全然問題ないはず。
俺は部屋の一番奥に置いてある“部長”という札がおかれた机に座る。
…いすの座り心地がわるいな。
なんかペタッとしている。
ていうか少し痛い。
立ち上がって椅子をマジマジとみるとそれもそのはず
クッションがほぼないに等しかった。
ナニコレ新手のいじめ?
…決まった。
どうだこの完璧な挨拶は。
皆、この俺に驚いて早速一目おいたに違いひない。
この部署は出世の為の踏み台でしかないが
踏み台は踏み台なりに頑張ってもらう必要があるからな。
…しかししばらく頭を下げているというのに誰も自分の自己紹介をしようとしない。
何故だ。
恐る恐る顔を上げてみると人がいない。
嘘、もしかして俺、気合い入れすぎて早くきすぎたか!?
いや、そんなことはない。
だって常務にも挨拶するためにはやくきたんだから。
ちらりと時計をみるともう会社の営業時間15分前だ。
来るときは多少早く来すぎた感もあったが
全然問題ないはず。
俺は部屋の一番奥に置いてある“部長”という札がおかれた机に座る。
…いすの座り心地がわるいな。
なんかペタッとしている。
ていうか少し痛い。
立ち上がって椅子をマジマジとみるとそれもそのはず
クッションがほぼないに等しかった。
ナニコレ新手のいじめ?