「…は!?」

「…あ、あたしも日娘ちゃんともっと良く話したいな。ねえ、あさって土日だよね。じゃあ日娘ちゃんに家に来てもらいなよ。」

「姉貴まで!!!」

…でもそういえば、前100m競争で負けて、家に招くことを約束したっけ。

あいつが忘れるまで先延ばしにしようと思ったのに。


…でも、何か姉貴の一言で急に心配になってきた。

そんな時、リビングのソファに置いてあった俺の携帯が鳴った。

「……メールだ。」

椅子から立ち上がり、リビングに向かう。

「修也!!ご飯中でしょう!!」

また母親に怒鳴られた。


携帯を開くと、『新着メール一件』の文字。