修也side

いつも通りの昼休み。

…腹減った。

焼きそばパンのラップをはがしてほおばる。

すると、目の前をクラスの女子リーダーグループが通り過ぎた。

キツい香水の匂いに思わず顔をしかめる。

その時、ちょうどリーダーグループの中心人物の桜田と目が合ってしまった。

「…ちょっとぉ、何その顔~…。」

「…。」

面倒。話しかけられた。

すると、周りの女子が、ちょっと、とか、やめなよ、とか桜田の服を引っ張り始めた。

それでも桜田は俺を睨むのをやめなかった。