私なりに考えたのに。

なんであんな言い方されなきゃいけないの?

それに腹を立てて、私も何てひどい事を言ったんだろう?

なんだか頭の中がぐしゃぐしゃになってしまいました。

「ああ、もうっ!!!!」

私は思い切り机を叩きました。

みしっ。

…え?なんか今変な音しましたよね!?

とたんに鈍い音がして、机が真っ二つに割れて崩れ落ちました。

「……な…な!?」

こ、壊しちゃった。

川村の机壊しちゃった!?

「う、嘘…でしょ…?」

あのう、こういう場合ってどうすればいいんでしょうか。

…こういう場合、『ほうれんそう』ですね。

…多分。

あ、『ほうれんそう』っていうのは『報告、連絡、相談』の略語なんですけど…ってそうじゃないそうじゃない。

まず報告しなきゃ。

…えー…と、ああでもその前に

とりあえず…謝らなきゃ、ですね。

でも川村は気分転換行っちゃったし…。

あ、そうだ。この机は学校の物ですよね。

…学校の物だから、学校さんに謝らないと。

「…机割りました、ごめんなさい、学校さん。」

とりあえずその場でぺこりと頭を下げる。

そして、真っ二つになった机に手を合わせる。

「机さん、割っちゃってごめんなさい。」

痛かったですよね。

ごめんなさい。

机の残骸を手のひらでよしよしと撫でた。