川村はそう言って立ち上がりました。

そうですね。行きましょう。部活。

私は川村のあとについて教室を出ました。

川村の顔はうっすらと笑ってて、川村の笑い顔ってなんだかちょっと新鮮だったから

その顔をよく見ておこうと私は川村の顔をじっと覗き込みました。

「…!?」

「今、笑ってた?」

「別に笑ってねえよ。」

「うっそだー!!笑ってたってばー!!!あ、笑ってないんだったら…ニヤけてた?」

私がけらけら笑うと、川村は急に私のほっぺたを両手でつねりました。

痛い痛い!!!!痛いです川村!!!

「いひゃい!!!!!いひゃい!!!!!」

一生懸命痛いと訴えても、川村は真っ赤な顔で私を見てくるだけで。

「ニヤけてねえ。」

分かりました!!!

分かりましたから!!!

だからほっぺを離してください!!