「ちょっと顔かしな」
いかにもギャルですって感じの今時もう古いパンダメイクの女たちに囲まれてしまった。
てか話しかけてないし、寧ろ私が話し掛けられたんじゃなかったっけ?
『何か用ですか?』
「いーから顔かせっていってんだよ!」
『なんでですか?言いたいことがあるならここでいえばいいじゃないですか』
ギャルたちは苛立ったのか、私に向かっててをふりかざした。
(あーこれ、はたかれるな)
今避けたら後々大変そうだから素直に叩かれた。
『……っ』
爪で頬を引っ掛かれたようだ。
『……もういいでしょ。気が済みましたか?』
これが逆に感にさわったようで、逆上させてしまったようだ。
「コイツ……!」
またてをふりかざした。