「痛かったよね?ごめんね?俺は三上朔也(Mikai Sakuya)。で、こっちが「黙れ。ペラペラ話すな。」はいはい。じゃあご自分で。」

「………神崎廉(Kanzaki Ren)。」

…前置きが長いなこの人。で、何故私に自己紹介したのだろう?…まぁいいか。とりあえずここから離れよう。

『では失礼「するなよ。」…は?』

ついタメ口が出てしまった…。じゃなくて、

『何でですか。』

そう問うと、

「君、俺らのこと知らないの?」

と三上さんが逆に聞いてきた。

なんかこれさっきもやった気がする…。

『さっきも聞かれましたが知りません。…もう行っていいですか?』

本当にいい加減しつこいんだけど…。昨日寝るの遅かったから早く寝たいんだよね…。保健室にでも行こうかな…。

そう思いながら、今度こそ階段をおり、保健室へと向かった。