数分後―

由梨が来た。

「買い物、済んだ? 」

俺は、由梨に聞く。

「うん、済んだよ。お兄ちゃんは? 」

「おう、済んだよ。じゃあ、帰ろうか」

「うん」

俺と由梨は、家に帰った。

由梨、喜んでくれるといいな……

でも、きっと由梨なら喜んでくれるよな?

俺は、そう思って机の上に置いた。

クリスマス当日、由梨を脅かせよ。

あっ、いい事思いついた。

当日に俺がサンタの格好して由梨を脅かせればいいんだ。

いいな。

でも、サンタの衣装がないな。

あっ、そっか。

学校に行って借りればいっか。

後で学校に行って借りに行こうと。

次の日―

今日は、由梨と遊園地に行く日。

だから俺は、いつもよりちょっと早く起きた。

台所に行くともう由梨が椅子に腰掛けて俺が来るのを待っていた。

「由梨、おはよう」

「お兄ちゃん、おはよう。今日は、楽しみだね」

俺は、テーブルに置かれているご飯を見た。

今日は、豪華だな。

どれもおいしそう……

やっぱ由梨は、天才だな。

「おう。今日の朝食は、豪華だな。おいしそう……早く食べようぜ」

「うん」

俺は、椅子に腰掛けてテーブルに置かれてあるご飯やおかずを食べた。

おいしい……

どれもおいしすぎてすぐ食べれた。

「ごちそう様」

俺は、そう言って食器を交わした。