ガラ―

由梨が突然、俺の部屋に入って来た。

まさか由梨も買い物?

「お兄ちゃん、ちょっと買い物行って来るね」

やっぱり……

由梨と俺ってやっぱ気が合うな。

まるで沿志相愛見たいな……

「ああ、俺もちょうど行く所だったんだ。だから一緒に行かないか? 」

俺がそう言うと由梨は、少し間を開けて言った。

「うん、行こ」

俺と由梨は、家から出て行った。

「じゃあ、集合場所はここでね」

「おう」

俺と由梨は、それぞれ別れて買い物する事にした。

もしかして由梨も俺のクリスマスプレゼントを?

そう思うと想像してしまう……

何、買ってくれるのかな?

でも、俺は由梨が選んでくれたのなら何でもいい……

だって真剣に選んでくれる気持ちが嬉しいから……

それだけで俺は、充分だし……

何かそう考えると嬉しくなって来た。

だから俺も由梨のプレゼント、一生懸命選ぼっと。

あっ、この店いいかも。

俺は、店に入った。

「いらっしゃいませ」

店の人が言った。

すると突然、女の人が2人来た。

「ねぇ、君って何歳? 」

「彼女とか居るの? カッコ良いね」

2人の女の人が一気に俺に質問して来る。

「えっと俺は、14歳で彼女は、居ます……」

俺は、引きずった表情で言った。

「えっ、14歳? 若い」

「何だ。彼女、居るんだ……残念……じゃあ、ここに来たのはやっぱ彼女のプレゼントか。その彼女、いいな。羨ましいわ。ゆっくりしててね」

2人の女の人は、そう言って去った。