数日後―

今日は、お兄ちゃんのお葬式……

若葉や雅人君や陽介君にもちゃんと事情を話した。

そしたら3人も泣いていた……

お兄ちゃんの担任の先生やクラスの人も皆、集まってた。

ねぇ、お兄ちゃん。

お兄ちゃんのお葬式にこんだけの人が集まってるんだよ……

お兄ちゃん、よかったね……

天国でしっかり休んでね……

「えー、これからお葬式を始めたいと思います」

お葬式が始まった。

始まりのあいさつもあった。

皆で拝んだ。

お兄ちゃんが天国で幸せになって貰えます様に……

そんな思いを込めながら拝んだ……

「由梨、行くわよ。これでお兄ちゃんの顔、見るの最後だからしっかり見とくのよ」

「うん……」

私は、お兄ちゃんが居る所に行った。

綺麗な顔で眠っているお兄ちゃん……

その周りには、いっぱい花が置かれてあった……

そう思うと涙が出た……

泣かないって決めたのに……

何でこんなに涙が出るんだろう?

「由梨……」

「分かってるよ。お母さん」

私は、お兄ちゃんの周りに花を置いた。

そして私は、お兄ちゃんに書いた手紙とクリスマスにあげれなかったプレゼントを置いた。

お兄ちゃん、天国で手紙読んでね。

そして私があげたネックレス、付けてね……

本当は、クリスマスにあげたかったけど……

そして天国で私達の事を見守ってね。

約束だよ……お兄ちゃん……

前、お兄ちゃんと約束したけど叶わなかったから……