「はい、由梨」

俺は、ニコニコして由梨に渡した。

「お兄ちゃん、ありがとう。嬉しい」

由梨は、それを受け取ってニコニコしてた。

よっしゃー。

由梨が喜んでる。

やっぱ由梨の笑顔は、可愛いし和むよな。

やっぱ由梨は、笑ってないとな。

それにその笑顔は、俺だけ見せて欲しい。

何て俺、やっぱ束縛してるな。

でも、由梨が可愛いからだよ。

「やっぱ由梨の笑顔は、可愛いな。俺、由梨の笑ってる所大好きだよ」

俺は、照れるけど言った。

「私もお兄ちゃんの笑ってる所、大好きだよ」

同じように由梨も言ってくれた。

俺は、その言葉が嬉しかった。

だから出来るだけ笑っていようと思う。

「同じ事、言ってるな。じゃあ、プリクラ取るか」

「うん」

俺と由梨は、中に入った。

よし、さっき取ったネックレスを由梨に……

「由梨、髪上げて」

俺は、言った。

「いいけど、何するの? 」

由梨がそう言うと俺は、「さっき俺が取ったやつ貸して」と言った。

由梨が俺にネックレスを渡して髪を上げた。

俺は、それを受け取って静かに由梨にネックレスを付けた。

やっぱ由梨は、星が似合うな。

それによく似合ってる。

「やっぱ由梨は、よく星が似合うな。毎日、付けてな。って言っても安もんだけど……今度は、ちゃんとしたのを買うな」

「うん、ありがとう」

由梨が言った。

「じゃあ、お金入れるから準備しとけよ」

「うん」

俺は、お金を入れた。