「じゃあ、指名されるまでそこで待ってろ」

「はい」

俺は、担任に言われるまで待っていた。

数分後―

「白井、指名だ。あそこのテーブルに行け。笑顔でな」

「はい」

俺は、担任に言われた所に行った。

「お客様、ご注文は? 」

俺は、言った。

「ねぇ、君カッコ良いよね。名前は? 」

「白井健斗」

俺がそう言うと女は、「健斗か。名前もカッコ良いね」と言った。

「どーも」

「彼女とかは、居るの? 」

「居ないけど……」

俺は、無愛想に答えた。

「じゃあ、私と付き合おうよ」

「俺、好きな人居るから無理なんで」

俺がそう言うと女は、「なんだ。好きな人、居るんだ」と言った。

それより早く注文言って欲しい。

「じゃあ、ショートケーキ2つとアイスコーヒー2つね」

もう1人の女が注文した。

「かしこまりました」

俺は、そう言って去った。

「ショートケーキ2つとアイスコーヒー2つ」

俺がそう言うと担任は、「お前、もうちょっと愛想よくしろ。無愛想だったぞ」と言った。

「いや、あまりにも注文なかなか言ってくれなかったから」

「でも、客なんだから愛想しろ。分かったな? 」

「はい……」

俺は、ショートケーキとアイスコーヒーを持って行った。

「お待たせしました」

俺は、そう言ってテーブルに置いた。

「きゃー、おいしそう。ありがと」

女が言った。

「じゃあ、これで」

俺は、そう言って去った。

疲れるな。