「何でもねぇよ」

その男は、去っていった。

俺は、由梨を見た。

やっぱ由梨は、よくメイド服似合うな。

俺のイメージした通り。

可愛いな。

「由梨、よくメイド服似合うな」

俺は、言った。

「お兄ちゃん、ありがとう

由梨がそう言うと俺は、「さっきのやつに何か変な事、されてないか? 」と言った。

「うん。お兄ちゃんのおかげで何もされてないよ。心配してくれてありがとう」

由梨が言った。

でも、由梨可愛いからなぁ。

他の男に狙われるから困るんだよ。

「そっか。それならよかった……でも、由梨可愛いんだから気をつけろよ」

俺がそう言うと由梨は、「それよりお兄ちゃん、何にする? 」と言った。

「コーラ、1つ」

「かしこまりました」

由梨は、そう言って去った。

「お兄ちゃん、お待たせ」

由梨が机にコーラを置いた。

「やっぱメイド喫茶って男が多いな」

「うん、そうだね。お兄ちゃんは、午後からあるんでしょ?」

由梨が言った。

「おう。由梨、来てな」

「うん。若葉と行くね」

「おう、待ってるな」

俺は、言った。

「お兄ちゃん、頑張ってね」

「おう」

俺は、そう言ってメイド喫茶から出て行った。

俺は、自分のクラスに戻った。

「白井、さっそくこれに着替えてしてくれ」

俺は、担任に渡されたタキシードを更衣室で着替えた。

これでいっか。

俺は、更衣室から出た。