「由梨、今日は文化祭だな。お互い、頑張ろうな。じゃあ、また後でな」

「うん、また後でね」

私は、お兄ちゃんと別れて教室に入った。

「由梨、おはよう」

若葉が言った。

「うん、おはよう」

「今日は、文化祭でもあるしあれも頑張ってね」

若葉が言うあれとは、告白の事。

もちろん頑張って告白するつもり。

だってそのためにも今まで頑張って来たから。

絶対文化祭成功させて告白も成功させて見せるんだから。

「皆、席につけ。それぞれ衣装に着替えておけ。午前からだからな」

担任が言った。

私は、机の横に掛けていた袋を持って更衣室に行った。

更衣室でメイド服に着替えた。

私は、鏡で見た。

やっぱメイド服って可愛い。

でも、私似あうかな?

私は、後ろとか見回した。

「由梨、可愛い。よく似合ってるよ」

若葉が言った。

うわっ。

若葉、可愛い。

よくメイド服が似合ってる。

「ありがとう。若葉も可愛い」

私がそう言うと若葉は、「そうかな? 由梨、ありがとう」と言った。

私は、頭にウサ耳をつけた。

「由梨ってよくウサ耳がよく似合うよね」

「えっ、そうかな? 若葉は、よく猫耳が似合うよ」

私は、言った。

「ありがとう」

私と若葉は、お互い誉め合っていた。

私と若葉は、更衣室に出て教室に入った。

男子は、ホストの服に着替えていた。

結構皆、似合ってるな。

すると男子の緯線が一気に私と若葉に向けられた。