もう時間がない・・・
はやく闘わないと。

私は急いで武器(ナイフ)を探した。

「鈴羅・・・何をしているの?」

千代が不安気そうに言う。

え?何って闘いに行くんだよ。
心の中でそう思った。

「ゾンビと闘うの。」

真剣な顔で私は言った。

「「「「バシッ」」」」

「なに言ってるの?死ぬ気?」

お母さんは知らないんだよね。
この街がもうすぐ消えること。
ゾンビの街になること。
そしてみんな死んじゃうこと・・。

あたしはあえて言わなかった。

「ほっといて!由香と約束したの!」

私は手にナイフを持って家を飛び出した。

外はいつもと違ていた

看板はボロボロで

ほとんどの店の窓のは割れていた。

私はこれから闘う。

お父さんお母さん
命を犠牲にするようなことをして
ごめんなさい。
ごめんね。
必ず生きて帰ってきます。
だからお父さんもお母さんもお兄ちゃんもお姉ちゃんも
死なないで。生きてください。
ゾンビ逹なんかに





負けないで下さい。