「由香っ?」

【うん・・・由香だよ。】

「由香なの?あたし・・・あたし・・・」

【鈴羅・・・泣かないで?

あたしはもう死んじゃったの。
こんな死に方したくなかった・・・。
ごめんね。約束だよ?
なんか言ったあたしが

死んじゃって・・・
約束破って・・・】

「違うよ!由香のでいじゃない!」

【ねぇ・・鈴羅。

あたしの願い聞いて?

この街はもうすぐなくなる。

ゾンビ逹はもうたくさんいる。
ゾンビに食われると自分もゾンビ
になっちゃうの。

だからあたしもあんなになったの。

あたしからの願い・・・
この街を守って。
鈴羅。
お願い。

この街をあいつ等(ゾンビ)から


守って・・・


鈴羅・・・ずっと親友だ・・・よ・・・】


「うん・・・ずっと。親友だからね?由香」


そのあと返事は帰ってこなかった。

心の奥から聞こえた由香の最後の願い事。
あたしが必ず叶えるよ。

由香。天国から・・・見守ってて。

あたしはその時
自分と神様とそして・・・・由香に


ちかった。


必ず。この街を




守るって。




だけど
時間はこくこくと進んでいたことに
私はまだきずいていなかった・・・。