「鈴羅・・・ごめん。」

尚人が悲しそうに言った。

「ヒッ・・・・ヒック・・・なんで?なんで殺したの・・・・?」

「あの子はゾンビ化してる・・・お前を守るには殺すしかなかったんだ・・」


「由香ぁ・・・ねぇ・・由香ぁ・・・・なんで?なんで?


約束したじゃん?ねぇ・・・・由香ぁ・・・」


あたし逹は約束した。
それはつい最近のことだった。

【「ねぇ~鈴羅?」

「なに?由香ぁ~?」

「大人になったら一緒にお店建てようよ!
2人でカフェやるの!あたしが店長で~」

「いいよ♪なら由香が店長で私は副店長ね!」

「うん!!!約束・・・だよ?鈴羅っ」

「うん。約束」】


約束したじゃん・・・
ねぇ?大人になったらカフェ開くんじゃないの?
ねぇ・・・
由香ぁ・・・
あたし由香がいないと
生きていけないよ。






【鈴羅っ・・・・】




心の奥で由香の声がした