「ううっ・・・う・・・・」

吐き気が




おさまらない。



きっと人の死を見たからだろう。


今頃宮内はゾンビになってる。
その宮内(ゾンビ)も殺さなければならない。
宮内・・・
宮内はゾンビになりたくて

なったわけじゃない。



あたし逹を守るため・・・。


そう思うと涙が出てきた。

ごめんね。宮内。
あの時逃げなければよかった。
あなたと一緒に闘っていればよかった。
そう思うと本当に自分が憎くててまらない。

「鈴羅・・・」


「なに?」


「あいつは・・・良哉はこの街を俺らに任せたんだと思う。」

「え?」

「良哉が前に言ってたんだ。


【「零とさ~梅宮ってほんとなかいいよな~」

「そう~?まあラブラブだけどね♪」

「お前、梅宮のこと守ってやれよ。」

「おう!」

「俺はお前等のことずっとずっと応援すっから!」

「良哉・・・ありがとう」

「お前等になんかあったら・・・・・・俺が守るから・・・さ・・・」】


なんか良哉、この街がゾンビ化する事知ってたっぽかった。」


「そっか・・・宮内・・・」

「だからっさ!俺等はこの街を守ろうぜ!良哉の分まで」

私はコクっとうなずいた。」






その時私はまだ築いていなかった。






母が今どうなっているかなんて・・・