「いったん駐車場に停めてある車に乗りこんだんだけど、すぐに降りてそのまま車道に飛び出したの。

そしたら丁度そこに、トラックが走ってきてて」



「嘘……」


恵理子は一瞬、目眩を起こしてテーブルに手をついた。



おそらく大吾は助かってはいないだろう。


『後四人』の言葉が思い返される。



次は私の番だ。



後、生き残っているのは、私と沙良の二人。