「えっ? 何だって!?」


松田が大きな声を出したから、三人とも注目した。



「オマエそれってまさか、美知ちゃんの家にあったケータイを持ってるんじゃないだろうな?」


松田の言葉に、三人が目を合わせた。



「今どこにいるんだ? うん。分かった。とにかくすぐ行く。今近くにいるから、いいな! そこでジッとしてろ!

人が大勢いるところのほうが安心だろ? とにかく十分以内に行くから、もう少しだけ待ってろ!」


松田は電話を切ると、立ち上がって伝票を持った。