「はい」



「そのとき携帯電話はどこかに落ち、それを伊藤さんが拾った」



「ああ、そっか」



「うん。今度は伊藤さんが事故に会い、そのとき道裕くんがケータイを拾って、美知ちゃんのマンションに帰り、

道裕くんが出かけているときに、美知ちゃんが襲われてベランダから転落した」



「つながりますね」


若菜が頷いた。