「その事故ってやっすーさんのほうですかねぇ?」


若菜が松田に聞く。




「いや、伊藤堅剛さんのほうだろう」



「えっ!?」



今度は沙良が大きな声を出した。



「どうしたの沙良ちゃん?」



「あの事故って伊藤くんだったんだ」



「知ってるの?」


松田が聞く。