「へぇ~」


沙良が若菜の顔をしげしげと見つめる。



「雄ちゃんったら、昼間から堂々とこんな可愛い人を連れちゃって、恵理子が知ったら何て思うかなぁ」



「えっ?」



若菜がそれに対して、驚いた顔をした。




出来れば若菜の前で、恵理子の名前は出して欲しくないのだが、まぁ仕方ないだろう。



「こちらは今一緒に仕事をしている少年ライト編集部の富永さんだよ」



松田は沙良に紹介した。