「加藤さんがやっすーさんだったとしたら、彼が例の携帯電話を持ってるってことだよね」


曽根が三人の顔を見る。



「ええ。直前までやっすーさんは自宅でパソコンを使ってましたから、

おそらくそこに幽霊が現れて、外に逃げ出したところで事故にあったと思うので、

携帯電話は彼の部屋に残されたままの可能性はありますね」


若菜が頷いた。