「なるほどねぇ~。加藤康広さんかぁ」


記事を読み終わった曽根が若菜を見る。



「私はこの人がやっすーさんじゃないかって思ってます」



「確かに可能性はあるね」


秋吉も目を輝かせた。



都市伝説の企画を立ち上げては見たものの、正直どれも架空の出来事で信憑性がないと思っていただけに、

なんだか少しだけ現実味を見出せたような気がする。