「ひぃいいいいいいいいいいいいい」



目の前に女の幽霊。


加藤は心の底から震えが来た。




「た、た、た、た、助けてくれぇ~~~」





女が一歩近づいてくる。


パニックを起こしている加藤は、ふと思いついた。


携帯電話を捨てれば良いのだ。




加藤は携帯電話を掴むと、急いで立ち上がり玄関を目指す。



ところが慌てているから、玄関の手前でこけてしまった。