沙良はすぐに返信を打ち始める。



「ねぇ、この後どうする?」


恵理子が道裕に聞いた。



「どうするって?」



「だから美知もいないし、美知の両親も今こっちに向かって帰って来てるけど、それまで待つの?」



「いや……」


道裕はそこまで考えていなかったから、返事に詰まった。