「じゃあ違うんじゃない?」



「う~~~ん。拾ったことさえ忘れてたけど、居酒屋とかカラオケとか、うるさかったから着メロが聞こえなくて気づかなかっただけかもしれないし」



「じゃあ本当に呪いの……」
「ちょっと止めてよ!」



言いかけた沙良に向かって恵理子が怒鳴った。