「恵理子どうかしたの?」


沙良が心配そうに見つめる。




「それってさぁ……」



「うん。何?」



「呪われた携帯電話じゃないよね?」



「え?」
「何それ?」



「都市伝説だよ」



恵理子は青ざめたまま二人の顔を見た。