「大丈夫。私に持ちあわせがあるから」

という台詞を期待したのだが、恵理子から返って来たのは「何それ? 最低」という言葉だった。


みんなの手前、何も言わなかったけれど、本気でコイツとは別れようかと思った。


グッと堪えて微笑みを作る。



結局松田は、みんなが歌っている間に抜け出して、コンビニに行くことにした。