「その実験道具、汚物が触れたから汚いよ。」

真由子が指差しながら言った。

「そうねー。真由子取り替えてよ。」
「えー、やだぁ!汚物2人同じ班にすればいいじゃん!」
「あー、成る程!」

真由子の意見に納得したのか、紗奈たち3人は席を立って移動した。
同じように、月那ちゃんの班の他のメンバーも移動していたので、私は月那ちゃんを呼び寄せた。
ところが、その様子が先生に見られてしまった。

「こら中根!席を勝手に移動するな!その他も元の席に戻りなさい!」

紗奈たちも仕方なく戻ってきた。